当日は現地参加約50名、オンライン参加約120名、合計170名もの方々にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。アパレル企業を中心に、繊維産業関係者、デザイナー、学生など、幅広い層の方々にご参加いただきました。
第1部:経済産業省による講演
経済産業省 製造産業局 生活製品課の篠原諒太課長補佐より、「繊維産業の現状と政策について~サステナビリティへの対応を中心に~」と題してご講演いただきました。繊維産業における最新の政策動向、情報開示ガイドラインの意義と重要性、そしてサステナビリティへの対応が繊維産業の競争力強化につながるという視点について、大変わかりやすくお話しいただきました。

第2部:ウール業界からの提案
ザ・ウールマークカンパニーの西沢智裕氏、日本毛織の田先慶多氏より、「繊維製品の情報開示ガイドラインに対してウールができること」をテーマに講演。ウールが持つ生分解性、環境調和性などのサステナビリティ特性や、トレーサビリティ、汗冷えしない機能性など、具体的な活用提案をご紹介しました。

体験型展示コーナー
セミナー会場内には、原毛3種類の触り比べ体験、消臭効果の実験展示、海洋生分解Tシャツの展示など、ウールの魅力を五感で体感いただける展示コーナーも設けました。TTS会期中は、セミナー参加者以外の方々にも自由にご見学いただき、多くの方々にウールのサステナビリティについて知っていただく機会となりました。また、会場参加者の方々にはウール靴下をプレゼントし、大変好評をいただきました。

日本ウールサステナブル委員会は、今後も「地球が深呼吸する素材、ウール」のキャッチコピーのもと、人と地球環境にやさしいウールの魅力を広く発信してまいります。
